誰も悪くない話
こんにちは。人材開発の冨田です。
今日は短い話をします。
私が20代前半の時の話です。
友人(以下、キヨ)が川崎駅まで送ってほしいということで、車で迎えに行きました。当時、私はエアコンの壊れた古い外車に乗っていました。
場所はどこだか忘れましたが、キヨを乗せ、川崎駅まで車を走らせました。
その道中でした。
「ん、なんか臭うな」
「てか、これウ○コの臭いだな」
明らかにキヨを乗せてから臭い始めました。
でも本人にはそんなことは言えず、たわいもない世間話をしていました。
「もしかして、あれかな」
「よく小学生の頃、大便の後のおしりの拭きが甘く、ウ○コが残っていて臭かった子供がいたけど、キヨもそのタイプなのかな」
「大人になっても拭きが甘いヤツいるんだなぁ」
そう思いながらも、車内ではたわいもない雑談をしていました。
一方で、キヨの方はこう思っていたようです。
「ヒロ(私のことです)の車、なんかウ○コ臭いな」
「古い車だから変な臭いが染みついているんだな」
「いつも乗ってるから自分では気づかないんだな」
と心の中で思いながら、車内でたわいもない雑談をしていたようです。
そして10数分後、川崎駅に着き、キヨは「ありがとう」と言って車を降りました。
「ああ、臭かったなあ」
「やっと降りてくれた・・・ていうか、まだ臭うぞ」
私は助手席の方をよくよく見てみました。
そうしたら、なんとフットマットにベッタリとウ○コが付いているじゃ、あーりませんか!
キヨは車に乗る前に、思いっきりウ○コを踏んでいたようです。
それを引き連れて私の車に乗ってきたもんですから、そりゃ臭いますよね。。
二人とも、明らかにウ○コの臭いがするなと思いつつも、相手を傷つけてはいけないとおもんぱかり、ウ○コの臭いが充満する車内で、その事には一切触れず大人の対応をしていたわけです。
これ、誰も悪くないです。
その後、銀柳街の入口に公共のゴミ箱がありましたので、速攻でマットを捨てたのは言うまでもありません。
(銀柳街のゴミ清掃員の方々、大変申し訳ございませんでした)
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