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あの世にお金は持っていけない

 

こんにちは。冨田です。

突然ですが、「アリとキリギリス」というイソップ寓話はご存知でしょうか。

夏の間、勤勉なアリは冬の食糧を蓄えるために一生懸命に働きました。一方気楽なキリギリスは、そんなアリを小馬鹿にしながら自由に遊んでいました。

そして冬が訪れ、アリは生き残り、キリギリスは悲惨な状態となってしまいました。


この寓話は、「将来の備えの大切さ」を教えてくれます。アリのように、将来のためにコツコツ働いて蓄えをしておきましょうということです。

でも、こんな疑問がわきませんか?


「アリはいつ遊ぶのだろう?」


そうです、それが今日のテーマです。

 

長期投資の風潮

今年は新NISAがスタートしたり、日経平均株価が過去最高値に達したり、世の中的に「株式投資」の風潮が強くなっています。

今まで投資をやったことがない人たちも株式市場に参入し、大いに盛り上がっています。そんな中、「長期インデックス投資」という手法が日の目を浴びています。

株式投資というのは、短期で売り買いしても大して儲かりません。というより、素人がそんなことしてもギャンブルと同じで、損することの方が多いのです。

そうではなく、毎月「定額」でインデックスファンドに投資して、あとは放っておくという方が長期的には儲かります。


長期で投資して取り崩さない。資産を増やすにはこれが一番です。なぜなら、この世で最も投資で儲かった人というのは、投資したことを「忘れている人」か、「亡くなった人」だからです。株式投資では、入れっぱなしが一番良いというわけです。

株式市場に入れっぱなしで引き出さないお金は、再投資による複利効果でどんどん資産が膨らんでいきます。なので、「長期投資」が勧められているのです。


さてここで、冒頭の「アリとキリギリス」の寓話で例えると、「長期投資」はアリさんのようなことをしていると思いませんか。

将来のためにコツコツと投資に励むことで、おじいちゃんおばあちゃんになっても、蓄えが尽きることなく生活ができて、そして、いつか寿命を迎えます。

「お金を残して・・」

 

今を大事に生きる

そう考えると、なんだか寂しい人生にも思えます。将来の生活のためにコツコツと投資に励み、資産を積み上げていき、最後はお金を残して死んでいく。

投資をしてどんどんお金が膨らんでいけば、心の平安は保てるのですが、アリさんと同じで、一体「いつ遊ぶのだろう?」ということです。

長期投資をすることは良いのですが、そのために今の生活を犠牲にし、慎ましく生きて、それで一体何が楽しいのだろうと。

若い時には出来たことも、歳をとってからでは出来ないことはたくさんあります。体力的な理由はもちろんですが、精神的な理由もあります。

私の例でいうと、一度「ワーキングホリデー」をしてみたかったなという思いがあります。ワーホリは30歳までという物理的な制限もあるし、若者のように後先を考えない「冒険心」も衰えてしまいました。

これを「後悔」と呼ぶのだろうなと、今は思います。もちろん、1年も仕事を休むことは出来ないので、会社を退職することになりますが、戻ってきてまた就職活動をすれば良いわけで。

私の話はさておき、若い時は色んなことに興味関心があり、好奇心旺盛な時期だと思います。あれもやりたいこれもやりたいと、お金さえあればやりたい事だらけです。

でもそれは、大人になっても同じです。40代、50代と、その時々でやりたい事はあるはずです。本当は今やりたいのに、我慢して老後に取っておこうとか、今を犠牲にしている事はありませんか?

人生は一度しかないので、今やりたい事があるなら、「今やった方が良い」です。将来のためにガマンガマンと言って、いざ歳を取ってみると、体力や気力が無くなってしまったなんて事が、あると思います。

今やりたい事は、今やりましょう。

 

バランスが最も大事

とはいえ、やりたい事に全部お金を使ってしまい、将来の蓄えがなくなってしまうと、それはそれで不安になると思います。

それではキリギリスと同じです。今を楽しみ過ぎて、将来悲惨なことになるのは避けたいですね。

そうではなく、どちらかに全振りするのではなく、「バランス」を取りましょうということです。つまり今を楽しみつつ、将来の備えもしておく、ということです。

毎月「積み立て投資」をし、将来のために資産を増やしつつ、その他必要な生活費を除いた残りのお金は、全部使ってしまうぐらいの勢いで良いと思います。

あなたがいま仮に35歳だとすれば、35歳という「今」を存分に楽しんでください。もう二度と35歳はやって来ないのだから。あとあと後悔しないために。

あと、何かを体験するということは、若い時の方が「投資」という観念からも良いのです。若い時にした経験は、後の人生に生きてくるからです。それは仕事にも生かされるでしょう。

これがもし、おじいちゃんになってから体験したとしたら、冥土の土産にしかなりません。もちろんそれはそれで良いのですが、若い時にした方が投資効果が高いというわけです。

 

まとめ

さて話をまとめると、将来の蓄えのために今やりたい事を我慢して、そして最後にお金を残して死んでいくなんて、楽しい人生ではないよね、ということです。

とはいえ、これからは人生100年時代とも言われていますので、老後の蓄えが必要なのは確かです。でも、そのために今を犠牲にするのももったいないです。

つまり、お金はバランスよく蓄え、使うことが求められます。究極的に言うと、死ぬ時にお金が「ゼロ」になることです。全部使い切って死ぬ。それが理想です。

まあ、現実的にはそんなことは出来ませんが、それが理想的であることは間違いないでしょう。子供にお金を残してあげる場合でも、早めに贈与してあげた方が良いです。自分が死ぬ時には子供も高齢者ですから。

ということで、お金は必要以上に貯め込むのではなく、今やりたい事に使っちゃいましょうということです。

それではまた。

 

 

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