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正義の敵は悪ではない。正義の敵は「別の正義」である

 

こんにちは。冨田です。

突然ですが、仮面ライダーの敵は誰でしょうか?
ショッカーですよね。

ではウルトラマンの敵は誰でしょうか?
バルタン星人ですよね。(古い!)

これ、共通して言えるのは、「正義のヒーロー」の敵は「悪者」ということです。ショッカーもバルタン星人も「悪いやつら」ですよね。

それでは、私たち人間の「正義」に対しての「敵」となる人は誰でしょうか?

答えは、また「別の正義」を訴える人たちです。そこに「悪」は居ないのです。「正義vs正義」これが争いごとが起きる真理なのです。

 

世界で戦争が無くならない訳

世界中で戦争が絶えない理由って、実は各国がそれぞれの「正義」を信じているからなんです。
たとえば、ある国は「自由」を大事にする国ですが、ある国は「伝統」や「秩序」を守ることを大事にしています。自分たちの考えが一番正しいと思っていると、お互いに譲れなくなり、最終的には争いに発展してしまうのです。

また、同じ国の中でも政治や文化、経済の面で「これが正しい!」って主張するグループがあって、その衝突が大きな混乱を生むこともあります。内戦が起きている国なんかがそうですね。同じ国民同士でも血を流すことがあります。

つまり、戦争や内戦は、外から来た「悪」と戦っているわけではなく、それぞれの「正義」同士が戦っているのです。

 

宗教による対立構造

次は宗教についてです。
世界にはたくさんの宗教があって、信者にとってはその信仰こそが絶対の「正義」です。そして、宗教でも「自分の信じる神様が一番正しい!」と主張していると、やはり他の宗教の人とぶつかってしまうんですね。

歴史を見ても、宗教が原因で起こった争いや戦争はたくさんあります。
どちら側も「自分たちの信仰こそが正しい」と信じて疑わず、相手のことを否定してしまいます。

その結果、深い溝が生まれてしまうんですね。宗教は、良い面もあれば、こういった対立を生み出す面もある、ということです。

 

テロリストも自分の正義がある

ここで、ちょっとセンセーショナルな話題に触れます。
テロリストの行動は、「自分たちの正義」があまりにも強すぎるために起こります。彼らは、自分たちの考えが絶対で、他の意見は認められないと信じているため、「暴力」という手段を選んでしまうのです。

そして彼らは、情報や感情が偏った形で伝えられ、極端な思想に染まることで、暴力という手段を「正当化」してしまいます。

つまりテロリストは、極悪非道の精神を持っているのではなく、「自分たちの正義」を貫いているだけなのです。

今後、世界のどこかでテロが起きた時、単に暴力を非難するだけではなく、どうしてそのような「正義」が生まれるのかを理解することも重要です。
彼らの「正義」は何なのか。問題の本質を掴むには、そこを紐解いていくことが大事です。

 

無宗教の日本も例外ではない

日本は「無宗教」の国です。
神社やお寺に行く習慣はあっても、日常的に「これが宗教だ!」という強い意識はあまり見られません。

しかし、無宗教だからといって、対立が全くないわけではありません。実は、日本にも地域ごとの考え方や価値観の違いがあって、それが別の意味での「正義」を生み出しているのです。

たとえば、田舎では「昔ながらのやり方が一番」と考える人が多く、都会では「新しい考え方で自由に生きるのが正しい」と考える人が多いことがあります。

どちらも自分たちのやり方が正しいと思っているので、時には意見が食い違い、摩擦が生まれてしまうんですね。

 

多様性を受け入れる教育が必要

それでは、こうした対立をどうすれば和らげられるのでしょうか?

答えは、やっぱり「多様性を受け入れる教育」だと思います。子供の時から学校や家庭で教育することが大事だと思います。

学校でいろんな価値観を学ぶことで、「自分だけが正しいわけじゃない」という気持ちが育ちます。これが、大人になってからも他の意見や考え方を受け入れる力につながると思うのです。

また、家庭や地域でも大人が率先して違う意見を尊重する姿勢を見せることで、子どもたちにも「みんな違って当たり前」だということが伝わります。

こうした環境が整えば、将来的に争いが減って、みんながもっと仲良くやっていける社会が実現できるのではないでしょうか。

 

まとめ

世界中で戦争が絶えないのは、それぞれが自分たちの「正義」を主張しすぎるからです。

こうした対立をなくすためには、学校や家庭、地域で「多様性を受け入れる教育」が必要不可欠です。みんなが自分の「正しさ」だけにこだわるのではなく、他の考え方も尊重し合えるようになれば、争いはグッと減っていくはずです。

私たち一人ひとりが、ちょっとした歩み寄りの気持ちを持つこと。これが大事です。

それではまた。

 

 

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