横浜の建造物
こんにちは。広報チームの岡野です。
筆者は用事で横浜に出掛けることがよくあるのですが、関内辺りを歩いたりするのも好きなほうだったりします。
横浜港周辺の町並みは、少しレトロな雰囲気を醸し出していますよね。
それもそのはず。この地域では、文化財としてであったり、歴史的建造物としてであったりと、その区分はさまざまですが、多くは昭和初期に建てられたとされる建造物が保護され、残っているんです。
神奈川県庁本庁舎もその一つ。外観は初期の帝冠様式だと言われていて、洋風の建物に五重塔がくっついているような姿をしています。
最近、この正面4階にある『正庁』と呼ばれる、元は拝賀式や祝典で使われた大広間が、およそ1億4000億円の費用を掛けて、昭和初期の創建当初の形に復元されたんですね。
室内は約170平方メートルあるのだそうで、昭和天皇も訪れたことがあると言われています。
内装は、天井や時計、壁や装飾照明に至るまで、当時の流行でもあった和洋折衷のデザインとなっていて、当時の雰囲気が再現されているのだとか。
県庁本庁舎ということで職員以外は入れないのかと思いきや、月に1回程の頻度で一般公開もしているそうです。
日常と違った空間に、少し癒されてみるのもいいかもしれませんね。
(神奈川県庁本庁舎公開日:http://www.pref.kanagawa.jp/docs/rb2/cnt/f380088/)
さて、先の話での神奈川県庁本庁舎。今でこそ、他のビルの中に埋もれてしまっていますが、その建造にあたっては様式規定で「港外の船舶から容易に認識可能のこと」とされていたんです。意図的に目立つようにした建物だったんですね。
そんなことから、横浜港に入港する船の目印になったとも言われています。
当時の外国人船員達は、神奈川県庁本庁舎の五重塔のような形の部分をトランプのカードに見立てて「キングの塔」と呼んだのだとか。
この他に横浜税関の「クイーンの塔」、横浜市開港記念会館の「ジャックの塔」が存在しています。この横浜港のシンボル的な存在の「キング、クイーン、ジャック」の塔は、3つ合わせて『横浜三塔』と呼ばれています。
それぞれ一つ一つを見てみても、なかなか見応えがある建造物なのですが、横浜三塔を一度に見ることができるポイントが、今も、少ないながらあるんです。
その場所が「赤レンガパーク、日本大通り、大さん橋」の3つ。どのスポットにも路上に目印があり、わかりやすくなっています。
何でも1日でこの3つのスポットを巡ると願いが叶うなんていう伝説を持ち合わせていて、これを『横浜三塔物語』と言うんだそうです。
実際に願いが叶うかはわかりませんが、それぞれ徒歩圏内の場所なので、スタンプラリー感覚でも楽しめそうですね。
今回は、神奈川県庁本庁舎の正庁復元の話から、横浜港周辺スポットの横浜三塔のご紹介となりました。折角、横浜の話をしたところなので、次の機会にでも、横浜港開港の話を書けたらいいなぁと思っています。
では、今回はこの辺で失礼いたします。
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