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「男性脳」と「女性脳」の違いを理解する

 

こんにちは。冨田です。

夫婦やカップルの喧嘩は絶えませんよね。
男女間のトラブルやストレスはよく聞く話です。

はたして、これはなぜなんでしょうか?

実は、「男性脳」と「女性脳」が強く関係しているからなのです。

太古の昔、狩猟民族だった我々人間は、男は狩りに出て、女は家を守るという生活が長らく続きました。そこで形成されたのが「男性脳」「女性脳」という本能です。

その「本能」が今でも強く残っているので、現代の生活の中ではいろいろと不具合が生じるのです。

今日は、その「男女の本能」がどのように働いているのか、紐解いていきたいと思います。

 

男性がよくする仕草・行動

① 一つのことに集中しすぎて話を聞いていない

男は狩りの時代、獲物を狙うために一つの物事に集中する能力を発達させました。
現代では、スマホやテレビに集中してしまうことで、パートナーからの話を聞き流してしまい、それが怒られる原因になります。

② 感情的な話を避け、すぐに解決策を出そうとする

男は狩りの本能から、問題が発生するとすぐに解決しないと命に関わりました。
そのため、共感を求めて話をする女性に対し、良かれと思って男性はすぐに具体的な解決策を提示します。しかし、それが逆に相手をイライラさせてしまいます。

③ 言葉数が少なく、感情をあまり表に出さない

狩猟時代、男性は感情を抑えて冷静でいることが生存のために必要でした。
デートをしていても感情を表に出さないため、女性から「私のこと本当に好きなの?」と不安を感じられてしまいます。

④ 道に迷っても他人に聞かず、自力で解決しようとする

他人に弱みを見せることは、競争社会だった狩猟時代には不利でした。
車の運転中など、道に迷っても「まだ大丈夫」と意地を張り、女性をイライラさせてしまいます。

⑤ 無駄な会話や噂話が苦手

狩りの最中に無駄な会話は命取りとなります。そのため、必要な情報以外には関心が薄くなりました。
現代では、女性が延々とする噂話や愚痴話を苦手と感じ、話を遮ったり聞き流したりすることで衝突してしまいます。

⑥ 同時に複数の家事をこなせない

狩りは一つの目標を追うもので、同時進行は必要なかったのです。
家では、掃除と洗濯、料理を同時に進めることが苦手で、女性からすると「何やってんのよ」と思われてしまいます。

 

女性がよくする仕草・行動

① 「察してほしい」と考え、はっきりと要望を言わない

太古の女性は、集団生活の中で常に相手の気持ちを推測する能力を磨いてきました。
そのため、男性に「言わなくても分かるでしょ?」と思い込んでしまい、自らイライラしてしまいます。

② 結論のない話を長時間する

女性は集落内の人間関係を円滑に保つため、共感を深める会話能力を発達させました。
結論がない長話に男性がイライラするのは、狩りに行った先では無意味だったからです。

③ 「私の話を聞いてる?」と確認を頻繁にする

集落内では、仲間外れになると生命維持に関わっため、周囲の人の反応を気にする能力が高まりました。
男性がちょっとぼんやりしただけで、「ちゃんと聞いてるの?」と不安になってしまいます。

④ 細かな変化に気づき、それを男性にも求める

毒性植物などを見分けるため、女性は環境の微細な変化を察知する能力が高まりました。
ゆえに、髪型やファッションの小さな変化を男性に気づいてもらえないことが不満になることがあります。

⑤ 喧嘩すると過去の話まで持ち出す

女性は情報の蓄積と記憶力が高く、集落の調和を維持するために記憶を鮮明に残しました。
男性は「なんで今その話?」と混乱して、さらに喧嘩が激化します。

⑥ 人間関係の悩みを長引かせる傾向がある

集団の調和を大切にする本能から、人間関係の問題に敏感で、簡単には割り切れません。
男性が「もういい加減忘れろよ」と軽く言うことで、女性はさらに傷つき喧嘩の元になります。

 

人間の本能はまだ現代に対応していない

さていかがでしょうか。
「あるある」じゃないですか?
さも、私たちのこと言ってるんじゃないかと。

でもこれは無理がありません。人間が長い時間をかけて形成された「本能」だからです。

人類の祖先が、道具を使って狩猟採集生活を始めたのが約200万年以上前と言われます。
特にホモ・サピエンスが登場した約20~30万年前から、狩猟採集による生活様式が定着しました。
この非常に長い時間の中で、人間の脳や本能が徐々に形成されていったのです。

そして、人類が「農耕」を始めたのは約1万年前なので、それまでの狩猟採集時代に比べると非常に短い期間です。
農耕により定住が始まり、食料生産が安定したことで、狩猟に完全に依存しなくなりました。

そして「産業革命」が始まったのは18世紀後半(約250年前)です。さらにITやスマートフォンが普及したのは過去30年以内という超最近の話です。

このように、狩猟時代の200万年以上にわたって培われた人間の本能は、わずか1万年ほどの農耕文明、さらにはここ250年間の「産業化」と「デジタル化」による急激な変化にまだ完全に対応できていない、というのが実情です。

 

まとめ

このように、男女の行動の違いは、狩猟時代における生存のための「本能」から来ています。
そして、狩猟時代から比べると、現代の生活方式はあまりにも短すぎるので、人間の本能が現代に追いついていないという状況です。

とくに、男女がともに働き家事を分担する「共働き」という生活方式は、人類としてまったく初めてのことなので、本来の人間の本能からしたら大分戸惑っているはずです。

つまり私たちは、男女間のトラブルやストレスは「男性脳」「女性脳」が関係しているのだと理解し、お互いが歩み寄るという姿勢が大事なのだと思います。

たとえば、

男性は女性の話に対してすぐ解決策を出そうとせず、まず「共感」を意識する。

女性は男性に対して「察して」と求めるのではなく、「具体的に伝える」ことを意識する。

こうした意識を持つだけで、お互いのストレスは劇的に減るはずです。

それではまた。

 

 

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