より良い求人原稿を作るための「3つのステップ」
こんにちは。人材開発の冨田です。
新型コロナパンデミックも丸2年が経ちましたね。最初の緊急事態宣言の際には、一時期、経済が止まりましたが、それから比べると、大分正常な世の中に戻ってきたのではないでしょうか。
その理由のひとつとして、今、とにかく「人材不足」だからです。人材ビジネスを営んでいる私たちとしては、日々実感しているところです。
今まで通りの求人広告を出しても、なかなか集まらなくなってきました。もう今の求職者は、ほぼ全員スマホで探していると言っても過言ではありません。スマホに映し出される求人内容を見て、応募するかしないかを判断しています。
人を集める企業側は、どうしたら魅力的な求人を作ることができるのでしょうか。
そこで今日は、より良い「求人原稿」を作るための「3つのステップ」を紹介していきます。
①ペルソナ設定
まず始めに、求人を「誰に」見てもらいたいのか。これを定めるところからです。つまり、ターゲット層はどういう人たちなのか。どういう人に応募してほしいのか。
これを定める方法として、ペルソナを用います。ペルソナとは「架空の人物像」のことです。
たとえば、藤沢市在住の32歳独身男性、一人暮らし。前職は飲食店の調理スタッフで、コロナで失業し就職活動中。いまはとにかくお金が必要なため、高収入の仕事を探している。趣味はサーフィンで、体力には自信がある。
このような架空の人物(ペルソナ)を作り上げます。そして、このペルソナに向けて原稿内容を作っていきます。
これの何が良いかというと、自社のターゲットとしている人(それに近しい人たち)にとって「刺さりやすい」求人内容になることです。
②求人のアピールポイントを打ち出す
ターゲット層が決まれば、その人たちに求人をアピールしていく必要があります。数多ある求人の中から選んでもらうには、魅力的な求人内容にしなくてはいけません。
そのために、まずは職場環境を細かく取材することが必要となります。派遣先の企業情報、仕事内容、職場環境、福利厚生施設、最寄駅のお店情報など、あらゆる情報を集めてきます。
そのあと、求人のPRポイントを一度すべて羅列し、整理します。そこで考えます。求職者のベネフィットは何か?つまり、この仕事をすることで求職者が「得られる利益」は何か?ということです。(たとえばスキルアップや安定収入)
ここで大事なポイントとして、募集する側の目線で考えるのではなく、必ず「求職者の目線」で考えることです。
③SEOと見た目のバランス
アピールするポイントが定まってきたら、それらを求人原稿に落としこんでいきます。そして、原稿を作る際に最も重要なのが、タイトル(職種名)です。
いまは、indeedをはじめとする求人検索エンジンに露出させなければ見てもらえません。そこで上位表示させるために、一番意識しなくてはいけないのがタイトル(職種名)なのです。
そして、検索結果一覧で表示される中で、最も目立つ文字も「職種名」です。ここでクリック(詳細閲覧)されるかどうか、大きく関わってきます。
最初に決めたターゲット層に対して、求人を露出させるためには、求人の原稿内容(ディスクリプション)に、効果的なキーワードが散りばめられているかが重要です。
そのターゲットの人たちが求めている求人と、募集している求人の内容が合っていれば、露出度は格段に上がります。これを「求人マッチ率」と言います。
そして、最後に配慮しなくてはいけないのが、「見た目とのバランス」です。
キーワードを多く入れることに必死になると、文字だらけになって、見る側としては読みにくくなります。
結果、途中で離脱されることが多くなります。せっかく詳細画面まで入ってきてくれたのに、もったいないですよね。
つまり、SEOを意識し過ぎて文字数が多くなりすぎると、見てもらう人には「ストレス」を与えてしまうということです。
なので、SEOと見た目の「バランス」が、とても大事だということです。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
私たちは、人材サービス会社である以上、人材の集め方もプロフェッショナルでなくてはいけません。会社内では、このような勉強会をしながら、知見のアップデートをしています。
求人原稿を作る人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
それではまた。
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